コロイドヨード吸入薬
コロイドヨードとは
コロイドヨードとはヨード(ヨウ素)を水素と結合させコロイド化する事により、ヨードが持つ毒性をなくし、細胞が利用できるようにしたものです。コロイドとはイオンや分子よりも大きい粒子が気体、液体、固体中に分散している状態のことで、色々な物質は身体内ではコロイド状態で細胞に供給されています。
がん治療におけるコロイドヨードの特色
日本のがん治療は手術、放射線、抗がん剤の三大療法です。しかしながら日本でのがんによる死亡者数は増加の一途を辿っています。
コロイドヨードはこれらの標準治療を保管する薬剤として
- 抗がん剤、温熱治療、遺伝子治療等、他の治療と併用出来る、またその効果を妨げず、むしろ奏功する。
- 副作用が少ない
- 耐性が無い
- 体内での蓄積性が無い
- 正常細胞を傷つけず、がん細胞にのみ働きかける。
- ガンのみでなくHIV(エイズウイルス)やインフルエンザウイルス、コロナウイルスなどにへの効果が期待されています。
- 肺気腫などの肺疾患にも効果が出ています。
注意事項
ヨードは甲状腺ホルモンの材料にもなりますのでコントロールされていない甲状腺機能亢進症(バゼドウ病)の方は服用できません。
使用後の反応として以下の症状が出る場合があります。
- 発熱、体温上昇:0.5~1度上昇します。
- 皮膚の発疹:排毒反応の1種と考えています。比較的多く見られます。
- 病巣や転移リンパ節の痛み:がんが死滅してくると痛みが出ます。
- 腫瘍が融解を起こせば一時的な主要マーカーの急上昇が見られる場合があります。
